漫画感想/よふかしのうた 9巻(コトヤマ)





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明かされる過去とはろう

 

アニメ化決定!!『よふかしのうた』9巻が発売されました。第80夜「先輩が初めてっすよ。」から第89夜「やるしかないんだろう?」までが収録されています。

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ナズナの過去編から始まる9巻。ナズナの眷属になる決心をしたキョウコとのやりとりはいまのナズナと少し違う様で、時の流れを感じさせます。伏線が現在にピシッと繋がったときの快感は読んでて心地いいです。ハロウィンの街を舞台に、翻弄される吸血鬼たち。彼女の本当の狙い、想い、すべてはまだ暗い夜に包まれたままに、、、。

前回から繋がる物語の”転”が描かれています。シリアスな展開が続きます。死ににくいけど、痛覚はある、というのがリアルで、人間よりは強いけれども万能ではない吸血鬼の弱点があらわになっていきます。吸血鬼とは、人間と相容れぬ別の存在なのか。人間くささを持ち、人間より人間らしい吸血鬼たちは一体どういう存在なのか。物語の本質を問う展開の連続に息をのみます。夜の街にあつまった吸血鬼と人間たちが、これからどういう朝を迎えるのか、、、。展開が読めないからこそ、続きが気になる作品です。

 

チラシ裏のコーナー
そのうちアニメ化するだろうなと思ってたけど、メインストーリーひと段落する前にアニメ化するのは意外でした。『だがしかし』はショートコメディになってたけど、本作はどうなるんでしょう。CreepyNutsが主題歌なの、非常に嬉しい。「よふかしのうた」が主題歌だったら嬉しいと思ってましたが、新曲作ってくれるという豪華っぷり。もちろん「よふかしのうた」も好きなので、挿入歌として流れてくれないかなぁ。




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