特撮映画感想/劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer





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ニチアサの仮面ライダーはあまり見れてないのですが、Twitterで話題になっている作品なのでamazonプライムに入った記念で、見てみました。そこは、「平成ライダー」という、クウガ以降のライダーをまとめた言葉から発展した、元号を使った言葉遊び。散々話題になった「お前たちの平成って醜くないか?」というパワーワード。しかし、ライダー初心者を置いて行くことなく、すべてのおともだちを包みこんだ熱い物語に笑い、感動しきりでした。

視聴者に語り掛けるメタな語り手ウォズ。言葉のセンスや立ち回りがかっこいい。これライダー見てる小さいお友達を中二病にしてしまうんだろうな。「平成ライダーは設定も世界観もバラバラすぎだ」なんて台詞、ライダーの中で出せるんだ、、。ノリダ―のシーンは地味に泣ける。しかしライダーと認められず投獄され続ける男なんて、メタ展開でなければライダーに登場させられないよな。「平成生まれだけを吸い上げてるんだ!」からの「ぶっとばすぞぉ!」の流れは、ちょっとついていけなくなるところでした。

平成ライダーが開放されてゆく中、ニチアサではないライダーたちも登場します。スピンオフなど別の映像作品ならともかく、まさか非映像化のものまでこういう登場のさせ方するなんてすごいサプライズです。ライダーマニアでなければわからないラインナップに、敵の「なんだあのライダーたちは?」という台詞に頷いてしまいます。各ライダーがファイナルフォーム的なものになってゆくシーンは、あえてベルトにカメラ合わせていて非常にかっこいい。そして、最期のライダーキック、ロゴが出るだけでも笑っちゃうのに、相手の盾をくりぬいて平成の文字が出るのが最高で笑いをこらえられませんでした。

「平成ライダー」という言葉から生まれた、奇跡のメタフィクション作品。平成の人の生き様、いろんなものを包括し、感動して笑える。何度も繰り返してみれる最高のライダー映画です。

 

チラシ裏のコーナー
前作もメタ展開のライダー映画あったらしいので、これから見てみます。(『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』)また、スーパーヒーロー戦記が、さらなるメタフィクション構造なので、味をしめたのかな。戦記も大好きだったので、個人的には続けて欲しい。

 





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