映画感想/RE:cycle of the PENGUINDRUM 前編 君の列車は生存戦略





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4月29日公開、踊るピングドラムの再編集版『RE:cycle of the PENGUINDRUM 前編 君の列車は生存戦略』を見てきましたー。GW中で結構混雑している中、桜木町のブルク13へ。小さ目のスクリーンでしたが、そこそこ混雑していてファン人気が根強い作品だなーと再認識しました。

幾原邦彦作品はウテナ以降だいたい見ていて、ピングドラムも当時は毎週楽しみに見ていた記憶があります。しかしTV版放映から10年が過ぎ、詳細については忘れてしまっていました。思い出すにはちょうど良いなと、復習することなく劇場に足を運びました。

すると、目の前に繰り広げられるイクニワールドに圧倒されます。ピングドラムの象徴にもなっているピクトグラムの多用。イメージ映像、回想、夢の連続。突然始まる生存戦略空間。謎のプリンセス、謎のペンギン。言及したくなるポイントは非常に多いですが、嫌な感じはせず、懐かしくも古臭く感じない不思議な感覚が続きました。

荻野目 苹果が個人的に大好きで。振り切った恋するストーカーである彼女に振り回される晶馬とのコミカルな狂気が好きなんですよ。このパートだけは狂った少女漫画みたいなある意味わかりやすく笑えるところなので、深く考えずに見れる箸休め時間でもあるわけで。このコミカルさがあるから、シリアスさも引き立つというわけです。

コミカルで一見重く感じさせませんが、各人物とも重い背景を背負い、不幸に見舞われています。すべてに繋がるテーマは”家族”です。今隣にいる家族のために、昔一緒だった家族のために、家族を取り戻すために、皆家族の為にピングドラムを追い求めています。前半にちりばめられた情報が収束するラスト、そして新たな展開を迎えます。再編集版なので、ここからの展開を知っているはずなのですが、後編を早く見たくなります。TV版を再視聴したい気持ちをグッと抑えつつ7月の後編を待ちたいと思います。

 

チラシ裏のコーナー

5月の新作映画ラッシュがすごいです。来週13日公開は、バブル、シンウルトラマン、流浪の月、楽しい給食。20日は五等分の花嫁だし、見たいのは順番に見ていかないと詰まっちゃうね。どれも楽しみなので、嬉しい悲鳴なんだけど。




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