漫画感想/黒岩メダカに私の可愛いが通じない 1巻(久世蘭)





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『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』1巻です。第1話「オチないアイツ」第8話「アイツとコスプレ」まで収録。自他ともに可愛くモテ続けてきた川井モナ。2週間前に転入してきた仏頂面の男子黒岩メダカには可愛いが通じずに四苦八苦するうちに、彼の事を、、、。

 

線が綺麗で、コメディながらもクオリティの高い画力につられてすいすい読み進められます。主人公モナの性格は、天性のあざと可愛さを持った女子。其の可愛さでいままで思う様に周りをコントロールしてきたからこそ、自分にオチない黒岩メダカの存在が許せません。彼は彼で女子に慣れておらず、モナの誘惑にもうまく反応出来ていなかっただけ。2人のちぐはぐな行き違いがかわいい。恋のライバルが現れたり、他には気軽に言える「好き」が言えないと気づくなど、モナが自分の気持ちに気付いてしまうトリガーになる瞬間はたまりません。それでいて、まだ気持ちを認めていない、このタイミングが一番面白いんだよな、、、。

モナの性格が受け入れられない読者にはキツいかもしれませんが、そこさえ大丈夫なら爽快な青春ラブコメとして読めます。そこが女性主人公だけど少年誌ラブコメになっている理由かと思います。女性は女性のアザトさ、異性受けを狙った行動に厳しいので、少女誌の主人公にはなりにくそうですね。




 





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