漫画感想/【推しの子】10巻(赤坂アカ・横槍メンゴ)





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芸能界と復讐、二足の草鞋は片足でも修羅の道か、、

 

アニメ化も発表されて話題沸騰の『【推しの子】』10巻が発売されました。九十一話から百話まで収録。

 

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固まるアクア

 

コスプレイヤー編の解決は表向きはお見事!といった感じなのですが、その裏でいろんな人間が暗躍しているのは怖い話。結果WIN-WINの中、”人を利用する”ことの怖さがまだ表に出ていないことが薄暗く、今後の展開を予感させます。ルビーの活躍が、一方でB小町に問題になるのはグループアイドルあるあるです。ルビーがB小町を引き上げてるという見方も出来ますが、他のメンバー(有馬かな・MEMちょ)としてはバーター仕事ばかりで、焦りが生まれます。

アクアをたすけるために暗躍する黒川あかね。真実を突き詰めようとするアクアがこちら側に戻る前に、すべてを片付けようとするところを、アクアに咎められます。彼の事を想って行動したことですが、それがよくなかった。結果的にアクアがこちら側に戻ってきてしまいます。普通の幸せでもよかったかもしれないが、新たな筋が見えてきてしまった以上、彼は復讐の道に戻るしかありませんでした。ルビーがしていることを見て、自分がしていることを客観的に見れたわけですが、それでも、彼を揺り動かすものはまだ消えていませんでした。

 

TV番組の体制、コスプレイヤーの承認欲求、アイドル周りのトラブル、そしてスキャンダル、、。芸能界の気になるトピックスを盛り込み、読者にわかりやすくテーマとして採用していきます。その中で、アクア、ルビーを中心とした人間関係の感情の揺れ動きで物語が紡がれます。それを描く横槍メンゴ先生の作画も素晴らしく蠱惑的で、人の弱さ、美しさ、時には強さに目を惹き付けられます。まだまだ続く修羅の道。彼らの行く先をこれからも見届けましょう。

 

 

 

 





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