漫画感想/ケンガンアシュラ 22巻(サンドロビッチ・ヤバ子、だろめおん)





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いま最もアツイバトル漫画『ケンガンアシュラ』の22巻が発売されました。181話「三回」から190話「抱骨」までに加え、おまけの「受難」「日本」が収録されています。

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21巻はクーデターが描かれましたが、22巻からはトーナメントに戻ります。トーナメントも佳境、最終日の3回戦に入ります。3回戦初戦は、コスモvs王馬。お互いのプライドをかけた熱いグラウンドポジション争いが始まります。いままでの試合を経て数々の傷を負い、満身創痍の二人が選んだのは、体力勝負の寝技戦。多くの闘技者が見守る中、最後に立っているのは、、、。

1回戦は初出のキャラ・バトルスタイルで驚かされ、2回戦ではその情報を知ったうえでどう戦うかにワクワクしました。3回戦は、怪我を負い体力もない闘技者たちがどう立ち回るのかが楽しみになりそうです。今回は、本当に満身創痍の2人が、スタンドより体力を使う寝技での攻防を繰り広げます。これだけ緻密に寝技の駆け引きを描写しているのは他に類を見ません。格闘技をリアルに、しかし漫画としての外連味もたっぷりに演出している本作のいいところが出ている、地味だけどかっこいいバトルでした。また、闘技者を雇う企業は闘技者を変更する選択肢があることが改めて強調され、今後も駆け引きがあることがわかりました。クーデターのような大きな番外乱闘はもうないにしろ、まだ暗躍している組織もありますし、これからも続きが気になる作品です。

 

 


チラシ裏のコーナー
トーナメント戦はどうしても後半がだれる傾向にありますが、新キャラを無理矢理出すわけではなく、クーデターや会員企業の策略、他組織など複雑な要素で読者の興味を引き続けるのは面白いですね。今回は、雷庵とアダムがいいアクセントになってて笑いました。