漫画感想/透明人間の骨 3巻(荻野純)





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『透明人間の骨』3巻が発売されました。3巻には第十一話「ひとりごと」から第十六話「回転盤」までが収録されています。

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自分が抱えているつらい過去を打ち明けられないでいるうちに、重大な事故に友人を巻き込んでしまう。その負い目からまた消えてしまいたいと思うようになる。第十四話「66号線」は感動的な話ですね。流れからしてベタな展開なのですが、自分を許せないでいる来宮が、周りの人に救われていく過程の中でも象徴的なエピソードです。同じ構図のコマを連続させることで、変化、主にその人物の表情や状態の移り変わりを効果的に見させてくれます。映像的な手法ですが、きれいな線で描かれたキャラクターの表情が変わっていく様を見せるには適した表現方法です。

ひとりひとりと向き合っていく来宮。そして過去をまた打ち明けた。その結末はどうなるのか。来月発売の完結4巻が楽しみです。

 

チラシ裏のコーナー
時間の使い方がすごいうまい。漫画で読み手の時間コントロールするのうまい漫画家さんって、映画とか好きなんですかね?




One comment to “漫画感想/透明人間の骨 3巻(荻野純)”
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