漫画感想/パラレルパラダイス 3巻(岡本倫)





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エロと笑いの
びゅるびゅるファンタジー

 

鬼才岡本倫が放つ渾身のセクシーファンタジー『パラレルパラダイス』3巻が発売されました。3巻は20話「バージン・プリーズ」から29話「lying on the beach」までが収録されています。

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この世界の謎”崩月”を実際に目の当たりにして、その過酷さを実感するヨータ。”嫉妬深い神”を倒すため次の街リールに旅立つ。しかし、ヨータにベタ惚れのクインテットたちとそう簡単に別れられるわけもなく、、、。

今回の見どころは何といっても、第24話「蜜壺の罠(ハニー・トラップ)」です。崩月から救うためにクインテットたちと個別に交尾をしてきたヨータですが、いざ別れの時、気持ちを抑えきれない彼女たちに襲われます。この作品を象徴するかのような濃厚なエロハーレム描写で、ずっとびゅるびゅるしてます。体液びゅるびゅるしっぱなしでエロすぎてエロいのかなんなのかわかんなくなってきます。貪欲すぎて少し怖い、ホラーっぽさも感じます。彼女たちもこれが性欲なのか、情愛的なものなのかは、微妙なところですが、この作品流の別れを惜しむ描写なんでしょう(多分

全編通して、シリアスなシーンとギャグシーンとびゅるびゅるするシーンが幾重にも襲い掛かってくるので、真面目なところと笑うところと興奮するところの境界線がなくなってきます。ルーミ号泣シーンはシリアスなはずだけど笑ってしまったし、リールに向かう旅路の会話「全然進まないね」「まぁ、道中交尾ばっかりしてるからな・・・」もじわじわ来ます。気のせいかもしれませんが、ほとんどのシーンで読者を笑かしに来てる気がします。ガッツリ本番があるエロ漫画なのに素直に興奮できない葛藤。じらしプレイかな?岡本先生は鬼畜。

到着した町リールでは、やっと倒すべき”嫉妬深い神”の情報が得られそうです。しかし、岡本先生の他の作品から考えれば、そう簡単に物語は進むと思えません。この世界の謎についても全然手掛かりはありませんし、びゅるびゅるし足りないヒロインたちもいっぱいいます。4巻以降も何が起こるか予想できない展開が続きそうで、そこが楽しみな作品です。

 

 

チラシ裏のコーナー
実はそんなに擬音として”びゅるびゅる”は頻出するわけではないのですが、この作品を表すのにちょうどいい言葉だと思うのでつい使ってしまいます、、、。びゅるびゅる

 





2 comments to “漫画感想/パラレルパラダイス 3巻(岡本倫)”
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