漫画感想/彼女、お借りします 11巻(宮島礼吏)





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キス解禁!?制服でおもてなし!?

ヒロイン同士の押し引きに注目!

週刊少年マガジン連載中、ニヤニヤが止まらないレンタル彼女ストーリー『彼女、お借りします』最新11巻が発売されました。満足度86「彼女と実家とキス④」から満足度94「彼女と僕にできること③」までが収録されています。ページの都合上、あとがき謝罪漫画はなし!残念。

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実家での誕生日会にるかちゃん強襲!遅れてやってくるはずの千鶴は、、!?の11巻。爆弾小悪魔るかちゃんの攻勢が止まりません。うまいこと和也の家族に取り入ることができたかと思えば千鶴に逆転されます。居場所を失い焦ったるかの気持ち、なんか切ないですね。刹那的なキスシーンですが、雰囲気たっぷりの見開きが使われています。唇をがっつり奪いに行く角度、喉からの描写など非常にエロい。舌をいれて2度深くキスする描写、思わずるかを引き離す和也ですが、その時のるかちゃんの表情もヤバい。少年誌のキスシーンでこんなに官能的に、セクシーな表現ができるんだと驚かされました。

リアリティラインという言葉があります。漫画など創作物で、リアルのラインをどこに定めて描くかという話です。同じように、セクシーラインがあると思います。この作品の雰囲気、世界観では、セクシーな表現としてこれがありでこれはなしですよ、という線引きです。普通、少年誌ではセックスは描かれませんし、肌を出すのもここまでというのが決まっている気がします。自然と読者はそれ以上を期待しません。この作品はここまで、という気持ちが無意識のうちにできるんだと思います。しかし、そこでセクシーラインを裏切るような表現を稀に入ると、、すごく効果的ですね。今回のキスシーンがそれ。

本作は、そんな肌の露出もなく、レンタル彼女という題材から、フェチ的な可愛さ表現に留められていました。11巻では、るかちゃんも墨ちゃんも制服を着てデートに現れます。和也が制服好きだから自主的に着てきた感じになっていますが、これがもう反則級にかわいいです。年齢的には大学生なので無理はないんですが、相手のために相手の好きな服を着てくるというのもいじらしいですし、その気持ち込みで超かわいいです。