漫画感想/かくしごと 10巻(久米田康治)





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良いニュースも悪いニュースも
読者も作者も若返りをはかる10巻

祝アニメ化!『かくしごと』10巻が発売されました。「くりあげくん」など29話から42話までを収録。いつもの巻頭・巻末のカラーやコラム、漫画家仕事場遍歴と本編以外も豪華。単行本作業のカロリー高そうだなぁ。

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“少年”漫画とは言ったものですが、読者も作者もそのまま年を取っていきます。青年漫画みたいなものもありますが、実際漫画ひとつひとつが区切られているわけではなく、少年漫画誌、青年誌みたいに雑誌が分けられているイメージがありますね。女性向け漫画もそうですね、女性漫画誌に掲載されていれば女性向けかなって感じです。少年漫画の“少年”は読者対象というより「少し前に少年向けに描かれた漫画の文法、お約束を使った漫画ジャンル」みたいな意味でしょうか。

幕間コラム「本当のところを書く仕事」にて、重大発表がなされました。ニュースにもなっているアニメ化、と連載終了のお知らせ。この二つが同時発表されるパターンってラノベでたまに見られますが、ギャグ漫画では珍しい。アニメが終わると終わった気がする、みたいなテンションはわからなくもないですが、物語の大筋が影響しにくいギャグ作品ではそんなこともないような気も。どのみち、もう10巻ということで、同じ転がし方でギャグ続けるには厳しいということですかね。久米田節を新しいフォーマットで読みたい気もしますし、久米田先生の次回作にご期待します。

って、本編にほとんど触れてないですね。ギャグ漫画は非常に内容に触れにくい。文章で説明して面白いわけない。でも面白いんですけどね。サブタイトルのつけ方とかアンジャッシュ的すれ違いとか、好きでいいんですけどね。ずっと同じ雰囲気なので古いといえば古い気もしますが、今の少年週刊誌にこっそり掲載しても受け入れられるんじゃないでしょうか。『トニカクカワイイ』が休載するときに代原で載せて見ましょう一回だけ。

可久士のことを好きなご近所の女性陣や、巻頭巻末のカラーなど、物語として気になるポイントもまだまだあります。(余談ですが拗ねてる六條先生めちゃくちゃかわいかったのでもっと出してほしい。)12巻で完結、あと2冊ということで、果たしてどういう終わりを迎えるのか。いつも完結には定評のある久米田先生なので、そちらも注目です。

 

 

 

 





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