漫画感想/お前ら全員めんどくさい! 10巻(TOBI)





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遂に完結!『お前ら全員めんどくさい』最終10巻です。#46「好きの距離。」から#50「お前ら全員めんどくさい!」が収録されています。カバー内にはレアな初期設定案が。なんと小雪先生が3人目のヒロイン枠に居たり、初期設定verも読んでみたい!

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自分の一宮に対する気持ちを自覚し始め、困惑する国彦。そんな中、小雪先生と二度目のデートに出かける。ばれない様に尾行する栗原たち。めんどうくさいヒロインたちとの恋の行方は果たして、、、!?

先生と生徒のラブコメって、なかなか落としどころが難しいですよね。現実では立場や年齢が障壁になります。そこをご都合主義で突破してしまうと、どうしても「フィクションだしな」という感じがにじみ出てしまいます。本作の主人公、国彦はかなり真面目に悩みます。自分の気持ち、相手の気持ち、関係性。複数の生徒に好意を寄せられている状態を受け入れてしまっては、ラブコメとして終わってしまいます。そこで悩み戸惑うところが本作の見どころです。生徒たちも先生相手、というのに迷いながらも結局ストレートに想いを伝えてきます。そこで、教師として、大人としてどう接するか迷いながらも、誠実に対応する国彦を、読者は見たいんでしょう。ほんとうにめんどくさいのは、国彦なのかもしれません。しかし、ラストに描かれた数年後の”未来”、寸止め感がしてワクワクしますね。この時間軸のエピソードをもっと読みたい。もっと彼女たちの未来を見ていたい、国彦も読者も同じ気持ちになれるラストでした。

 

チラシ裏のコーナー
こういう表面上キラキラしたラブコメで「キモ」を出せるのってすごいと思う。そして国彦が教師として真面目な人間だというのを考慮に入れても、女子が“自分に好意を抱く男を潜在的な恐怖”として捉えることに気付けること、優秀すぎないか。

 

 





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