漫画感想/五等分の花嫁 14巻(春場ねぎ)





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五つ子ラブコメ感動のフィナーレ!!

週刊少年マガジン連載のラブコメ『五等分の花嫁』最終14巻が発売されました。第114話「最後の祭りが風太郎の場合②」から最終話「五等分の花嫁」まで収録。表紙は手をつないだ五つ子。最後まで読んでから表紙に戻ってくると、ジーンとします。感慨深い。

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ハーレムラブコメのような始まり方をしましたが、しっかりと選ばれた結末を見せてくれました。こういう作品って、読者はもちろん作者も選ぶのがつらいと思うんですよね。すべてのヒロインは自ら生み出した子供のようなものですし、負けヒロイン、サブヒロインのようなポジションを踏まえたことさせるのも心苦しいかと。いつも一緒の五つ子ながら、個性別々の5人のヒロイン。同じ人を好きになって、認め合って、貶し合って、少し別れて、でも同じところに帰ってくる。そんな素敵な関係が見えて楽しかったです。

前々から思っているのですが、少年誌ラブコメの醍醐味はヒロインの魅力だと思うんです。主人公は逆に小道具なんじゃないかって。可愛い性格、可愛いエピソードを見せるための小道具として置かれているものじゃないかって。主人公が無個性だと特にそう思うのですが、本作の主人公、風太郎はそうではなく、ちゃんと主人公してくれました。自ら考え、行動し、選んだ。こんなにヒロイン選びが難しいラブコメもそうそうないでしょう。それでも選んだ。人生で最も大きな仕事は”決断”です。風太郎はしっかりと、成し遂げました。

あの時会っていた犯人探しを早々に終えて、ラストにむけてこういう流れになったのは少し意外でした。でも、最終話のあの流れは最高でした。メインヒロインだけでなく、全員にしっかり向き合い続けたからこそ、言える言葉。選ばれたものも納得し、感謝を告げる。まさに”五等分”された最高の結婚式でした。

5人とも大好きですが、個人的イチオシは二乃。あのジト目とか、行動力は可愛いよなぁ。結果的に良い裏回し役にはなってしまいましたが、それでも、これからも彼女は5人の中で生き生きと笑っていけるでしょう。

 

チラシ裏のコーナー
春場ねぎお疲れさまでした。少年誌ラブコメの暗黙の了解「先に会ってるヒロインが勝つ」をメタ的に謎解きにしつつも、その要素がラブコメの邪魔をしていなくて、クオリティの高い作画も相まって読み味も良く、バランスの良い作品でした。これだけストーリー練ってたら、そこもっと推してきそうなものです。過去の云々無視して、ヒロインのかわいさだけでも十分楽しく読めるレベル。この総合力がマガジンラブコメのスタンダードになると、ハードルあがりすぎませんかね。春場先生の次回作が楽しみです。

 

 





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