漫画感想/衛府の七忍 9巻(山口貴由)





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稲妻は相手を選ばぬ!
落雷(おち)るだけよ!

山口貴由バイオレンス時代劇『衛府の七忍』最新9巻です。第四十二話から四十六話まで、雷鬼編が収録されています。

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“時淀み”なる術を使う上泉信綱と真田十勇士とおのごろした黒須京馬。果たして剣聖に一筋の稲妻は落ちるのか。

真田十勇士にサイボーグ009を当てはめるキャラメイク。秘儀”時淀み”を持ち、剣聖と謳われるがゆえに孤独に生きる上泉信綱。圧倒的に屹立したキャラクターのぶつかりあい。9巻は本当にシンプルで、2人の過去が語られつつ戦うだけなのですが、それが圧倒的に熱い。熱い迸りが画から溢れている。

黒須が十勇士の能力を受け継ぎ、志も受け継ぐシーンは心の染み入ります。そして戦いながらひとつずつ能力に目覚めていく過程では、十勇士ひとりひとりが登場し黒須に語りかけてゆく。黒須が一筋の稲妻であるための好敵手信綱もまた太く強い物語を持っています。

9巻にしてついに、ついに出会うべく七忍が出会います。ここから物語はどう転がっていくのか、破府の陣営と衛府の陣営。決して相容れぬ兵たちの物語から、一瞬も目が離せません。

 

チラシ裏のコーナー
本編めちゃくちゃ面白かったけど、同じくらい楽しみにしてた単行本巻末の山口先生の詩がなかったのがちょい残念。




One comment to “漫画感想/衛府の七忍 9巻(山口貴由)”
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