漫画感想/娘の友達 5巻(萩原あさ美)





【PR】本ブログはアフリエイト広告を利用しています
  

 

『娘の友達』5巻が発売されました。第36話「それぞれの受け止め」から第44話「猫」まで収録。表紙は傘を差した古都。

 ●関連記事

一時の混乱は収束したかに見えたが次の恐怖は晃介のすぐ近くまで迫っていた。4巻で爆発した感情その後を描く5巻。38話では”偶然”晃介と同じ池袋に居合わせる古都。39話では出張先に現れる古都。これがホラーじゃないというならなんだというのだ。

部下も市川課長(晃介)を心配している。晃介も、大胆に行動する古都に対して「どの言葉も彼女を救わないような気がした」と心配している。みんながみんなを慮っているのに、不穏な空気が漂うのはなぜだろう。母親は”綺麗”と言い父親は”惨め”という魚に共感してしまった古都。両親から別々の言葉を投げかけられて自分がわからなくなっていきます。彼女がこんな行動をするようになってしまった原因はそこにあるのかもしれません。家庭の不和や、父親を求める深層意識が晃介への救いを求めている気がします。

これから大きなトラブルに育ってしまう発端が詰まった5巻。おっさんの立場としては、会社の方が今後どうなるのか考えると正直胃が痛くなります。セクシーな漫画の皮を被ったホラー漫画。あなたも暑い夏の夜に涼んでみてはいかがでしょうか?





One comment to “漫画感想/娘の友達 5巻(萩原あさ美)”
  1. Pingback: 漫画感想/娘の友達 7巻(萩原あさ美) | | 棚傘's LOG

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です