漫画感想/ぼくたちは勉強ができない 19巻(筒井大志)





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親友と同じ人を好きになってしまったら、、!?
悩める乙女を描くパラレルルート第3弾

パラレルシリーズも3つ目、[x]=文学の森の眠り姫編、ヒロインは古橋文乃です。

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親友の恋を応援しながらに、同じ人を好きになってしまった。少年漫画ではサブヒロインに与えられがちなポジションでした。ぼく勉本編でも成幸に乙女心練習問題と称して恋愛のいろはを教授する大事な役割ながら、本命には至らず。そんな古橋がメインヒロインのRoute:ifです。

もう全編通して古橋がかわいいの一言に尽きます。怪我させて責任を取り身の回りのお世話をしに来る幸成。父親も半ば公認の仲で、家事をしてもらう。序盤はコミカルなラブコメ展開が続く中、所々で挿入される真剣な描写。自分の気持ちと親友の気持ちを自覚して、苦しんで、それでも、、、、。もちろんいままでの流れがあってのことですが、この1冊だけでもラブコメとして楽しめるのではないかと思える、普遍性があります。恋愛における失恋、嫉妬、友情の要素は万人に響くでしょう。緒方とうるかの行動も素晴らしく、ラブコメヒロインズかくあるべし!という気持ちでいっぱいです。

急な来客に隠れてもらう、バレンタイン、二人で雪山遭難みたいなラブコメ王道エピソードですが、成幸と古橋の関係性だと変なラッキースケベにならず、上品に見えます。これは筒井先生の腕だと思いますが、雰囲気の作り方が非常にうまいですね。特に情緒が大事なエピソードなので、注意して作られていると思います。素敵な物語、本当にありがとうございます。さて次のRoute:4/5は、、、、。

 





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