ネタバレ映画感想/シン・エヴァンゲリオン劇場版





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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』見てきました。2度の延期を超え、公開が月曜日の特別シフト。自分は二日目初回を見ました。2日目なのであまり混んでませんでした。平日だしどうせ仕事休むなら初日を選ぶ人が多そうなイメージ。あと複数のスクリーンで一日中繰り返し上映していたので、わざわざ一番早い時間を選ぶ必要がなかったのかも。

2時間35分と長いので事前にトイレ行っておくように、なんて注意をTwitterで多く見ましたが、実際あっという間の2時間半で、気が付けばエンドロール。自分は経験上、途中でトイレ行きたくなることが多いので、注意に注意を重ねたのがよかったのか、本編がすごすぎてそれどころではなかったか。

以下、いつもの雑感です。ネタバレしかないので、未見の方はご遠慮ください。あなたの初めてを奪いたくない。特にこの体験は。

 

 

 

 

 

・序盤、丁寧に現状説明でシンジを追い詰めてゆく。早くこれ終わってくれ~と思った。綾波がなじんでいけばいくほどつらくなるのがわかってしまう。旧友たちが当たり前のように登場するのも、悪い夢みたいで、なんかつらかった。これ嘘でしょ?みたいな。トウジもケンスケもどこまで聞かされているのかわからないけど、優しいんだもん。

・アスカ、サービスシーン多すぎじゃないと思ったけど、あの部屋と人に慣れている表現で、ジワジワきた。えっ、こことここがくっつくの?えっ、呼び方とかそういうことだよね???みたいな。TV&旧劇当時は、いろんな解釈のアスカ同人誌読んだけど、これはなかったわ。公式じゃなかったらぶっ叩かれそう(なお公式でも受け入れられない人もいる模様)でも、「好きだった」とかちゃんと言えるようになったのは(時間もそうだけど)彼のお陰だよなぁ。次に行って初めて、過去にできる。

・マヤの名言「これだから若い男は」は、応用が効いて便利。”副長先輩”という萌えワードを生み出した。便利屋2号。

・ご都合便利開発屋になってたリツコさんが、ゲンドウに即発砲していたのはよかった。ミサトとマヤくらいとしかやり取りがなかったけど、思い返せば登場シーンからいい味だしてたし、最後解説役もしてて(良くも悪くも)ちゃんとリツコやってた。

・北上ミドリ、新劇Qからの新キャラ。「身内に甘い」と言うセリフがあらわす通り、こっち側でない感じがした。新劇場版から入ったファンや、視聴者を代弁する役割もあったんだと思う。旧エヴァ登場人物みんな優しすぎるんだよな。サクラは優しすぎてブチ切れてたけど笑

・カジさん。死んでなお活躍する、彼らしい登場。カヲルくんも同様。カヲルくん、結構なついてて草。

・ゲンドウのゴーグルについては、前から「サイクロプスかよwwww」とか言われてけど、実際取ったらビーム(十字架攻撃)だせるんだな。ゲンドウは今回、独白の象徴だった無人電車に乗車。自分の生い立ちを語り息子と対話するに至ったの、父にしてラスボスだなぁ。父殺しと神殺し。

・シンジ初号機とゲンドウ13号機のバトル、最初あの3D見せられて冷や汗でたけど、ミサト宅など場面変わるうちに、ふふーんそういうことね、と分かって安心した。精神世界バトル。

・「ネオジェネシス」「すべてのエヴァンゲリオンにありがとう」って声に出すと、ちょっとおもしろすぎる。タイトル回収。でもここはベタにベタ重ねるくらいで分かりやすくてよかった。

・シンジが一人ずつ向き合ってクランクアップしていくのは、春映画ぽくて好き。

・ヴンダー背骨が槍になる&向こうに送る、よく理屈が分からなかったけど熱かったのでよし。艦長残りや背骨がドリル化とか、ここはロボットアニメだった。

・巨大綾波、絵コンテになる世界、舞台装置、学園エヴァに代わる新世界、実写、と旧来のファンが期待してたもの、あえて全部入れるのファンサービスだよな。∀的な「いままでのすべてを受容する」ってのが好きなので、TV版タイトル出るのや、いままで使徒が一瞬でるのも嬉しかった。

・「乳のでかいイイ女」ことマリ。最初は新しいエヴァを明るくするためにコミックリリーフヒロインだと思ってけど、もちろんそんな表面的なことだけではなく。すべてかっさらっていった女でした。ユイのこと好きすぎて、息子狙うウーマンか。ちょっと漫画版読み返してきます。

 

個人的には満足。見たい物が見れた、という気がしています。これからパンフレット読んだり、インタビューや考察班の記事みたりして楽しみたいです。みんなの中に”俺のエヴァンゲリオン”があることが、エヴァの魅力だと思うんですよ。エヴァを卒業するためには、もうちょっとだけエヴァのこと考えなきゃいけない気がします。





One comment to “ネタバレ映画感想/シン・エヴァンゲリオン劇場版”
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