漫画感想/龍と苺 3巻(柳本光晴)





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新時代の将棋ヒロイン誕生!!『龍と苺』3巻です。第18話から第27話までが収録されています。

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アマ竜王戦に出場中の苺。これに負けたらプロを目指すのをやめる覚悟の2人をなぎ倒し本戦に出場する。

本人はただ将棋を指しているだけですが、思いもよらない影響を与えている。大きすぎる才能は本人も意図せず人を攻撃する力になる、と今後を示唆す言葉が出ました。須藤さんはいい解説役でした。本作、というか柳本作品には数少ない”いい大人”です。真剣に将棋に打ち込む描写が続き、痺れている流れから第23話「日常会話」に続きます。大会から離れ、相澤苺と滝沢圭太の学校生活が描かれます。この1話がほんっとうにいいです。今までさんざん「ヒロイン」とか言われていた滝沢君がクラスでの立ち位置がわかります。イケメンエピソードの数々に笑ってしまいました。「告白でもしてるんじゃないかと誤解される」と先手を打って告白させないようにしたり、相手を悪者にしないようにする気遣いはまさにイケメン。しかしこの中身で、外見がポッチャリなのは、漫画の定番から外れていて、柳本先生のスゴさを感じます。『響』では、似た役回りのキャラが何でもできる文字通り顔もいいイケメンだったので、少しズラしてきたのでしょうか。自分のプライドもあるだろうに、苺に二面刺し練習を申し出たり、本当にいいやつです。やばい惚れそう。

そして第25話「開幕」からアマ竜王戦本戦が幕を開けます。柳本作品ファンなら待ちわびた展開が繰り広げられます。偉い人が出てくると必ず騒動になる。先に手が出る。みんなが待っていた”やばい大人”が登場します。

 

チラシ裏のコーナー
「あれは本当に人間ですか?」みたいな、リアリティラインを揺るがすセリフ。もし伏線だったりしたら、と思うと怖すぎる。




3 comments to “漫画感想/龍と苺 3巻(柳本光晴)”
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