漫画感想/葬送のフリーレン 1巻(山田鐘人・アベツカサ)





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マンガ大賞2021を受賞した葬送のフリーレン』の1巻です。第1話「冒険の終わり」から第7話「魂の眠る地」までが収録されています。

 

読み始めてまず思うのは、1話のクオリティが非常に高いということ。世界を平和にした勇者パーティのその後という、剣と魔法の世界から少し視点をひねった設定。テンポの良いネームで、完成度の高い読み切りのような読み心地の1話に仕上がっています。表紙から興味を惹かれない人もこの1話を読んでほしい。2話ではフリーレンと旅を共にするフェルンが登場し、これからの展開がますます楽しみになってきます。

 

 

 

言うようになったフェルン

4話以降は、フェルン視点が追加され、客観的に見たフリーレンが描かれます。フリーレンの人間的な面も見え、シリアスな空気を和らげてくれます。2人と一緒に旅するように物語をなぞってゆくのは心地良いです。魔王が討伐され、牧歌的なクエストが続く中、「人を殺す魔法」を駆使する魔族も登場します。初めての殺意に読者は驚きますが、さらに驚かされる結末が用意されています。この作り込まれた世界に、これからも驚かされることになりそうです。

 

チラシ裏のコーナー
雰囲気が吉富昭仁先生に似てるって少し思ったけど、Twitterで検索しても2件しか出てこなかった。全体的なところはともかく、ドワーフの顔は完全に吉富顔。




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