漫画感想/少女ファイト 14巻(日本橋ヨヲコ・木内亨)





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少女たちの青春群像劇『少女ファイト』14巻が発売されました。14巻にはFIGHT117.からFIGHT129.まで収録されています。目次どこだと思ったら、カバー折部分でビックリしました。いい紙で巻頭カラーが4pも収録されてるのでその影響でしょうね。

自らに生き写しのような見た目で性格は真逆の墨日野と対戦する黒曜谷。自分がこうなっていたかもしれない可能性に恐怖する練。黒曜谷は辛くもトーナメントを勝ち進むが、金糸雀、琥珀、青磁、そして黒曜谷でも様々な問題が表面化する。

 

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春高トーナメントはまだ序盤ですが、展開が濃い。これだけ多くの登場人物の絡み合った糸をうまく動かして表現するには、相当に読者のことを考え、キャラのことを考えて愛していないとできないことだと思います。新しく登場するキャラクターも作りこまれていて、モブのような扱いをされる人物がいない。全員が意志をもって時には迷い時には全力で、生き生きと行動しているのがとてもまぶしいです。バレーボールは、日本橋先生が自ら学生時代に取り組んだ競技ということで特段の思い入れもあろうと思います。バレーに対する取り組みは、人生そのものであるような気迫が伝わってきます。前作G戦場ヘヴンズドアで、漫画家が編集者が漫画を作ることで生きることに何かを見つけ出していったように、今作では、バレーボールによって救われるキャラが多くいます。今後も、バレーボールを通して、人を通して、彼女たちが何を感じ、どう生きていくのか、目が離せない一冊です。

 

チラシ裏のコーナー

15巻が発売する時の自分宛用、14巻時点での思考・行動目的一覧など情報メモ

●墨日野:黒曜谷の性格真逆クローン、敗退

●田上繭:環の現役復帰(旧メンバーの集合?

●三國兄:伊丹の発言で日本一バレーが強い男を目指すことに。

●伊丹:「一秒でも三國の人生を邪魔したくない」

●三國広之:小田切明のために黒曜谷がつぶれないように暗躍。兄には好きな人と添い遂げてほしいとの思いがあり、そのために自分が犠牲になるつもりあり。

●千歳緑:勝ち抜け、次は白雲山。

●黒曜谷:次、金糸雀。

●金糸雀:女子刑務所。総部長選挙中。堂夏モカは早坂ナオ、延友の知り合い。

●琥珀:ヤンキー。雨宮の策略により青磁に敗退

●延友厚子:琥珀の鬼瓦に恩あって琥珀がはめられた罠について知りたい。

●小田切学:雨宮摩耶の行動に注意を向けてる

●青磁:雨宮麻耶、あすか、良枝。

 

 

14巻読み始めた時、一部のキャラの行動原理とか、固有名詞が思い出せなくて困ったので自分用メモ。一部ネタバレになりますが、この漫画、勝敗とか細かい展開は肝じゃないと思うのでご容赦を。

登場人物多いので、誰が誰だかどの学校だか記憶が混ざってて13巻から読み直しました。キャラの名前も、上級生下級生など関係によって、苗字呼びと名前呼びがあるのでフルネーム覚えておかないと困りますね。「早坂」ってナオの苗字だとすぐに理解できなかったり。作画も作劇も、これだけの高クオリティで14巻まで走り続けてきたので、是非最後まで駆け抜けてほしいです。読む方の都合としては、そりゃあ掲載ペース早い方がよいのですが、日本橋先生は変に無理してほしくないです。初の長編ですし、物語と人物が先生の考える結末を迎えられることを第一に進めてほしかったり。悪いのは俺の記憶力ですorz

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





3 comments to “漫画感想/少女ファイト 14巻(日本橋ヨヲコ・木内亨)”
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