アニメ映画感想/THE FIRST SLAM DUNK





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●主な内容は山王戦。湘北2年の宮城リョータ視点で、彼の生い立ちとともに物語は進んでいく。原作漫画読み返してないから詳細違ったらごめんだけど、試合内容は原作通りで、リョータ部分は完全新規。試合と回想シーンが交互に来るタイプ。

 

●ストーリーはかなりすっ飛ばしてるから、原作読んでないと話がつながらない。バスケシーンが最高なので、それでもいいけど。スラムダンク初めてって人は、回想部分がかなり気になるのでは。ロンゲの不良がいま試合出てる選手って、つながるのは結構後になる(声とかでわかる?)「みんなスラムダンク読んでるっしょ?」「まぁ仮に読んでなかったとしても、この映画見たら読みたくなるっしょ?」と聞こえるような。たしかにそうなので文句の一つもないけど笑

 

●試合の展開は覚えてる、知ってる内容だったけど、それでも震えるほどに最高な映像でした。リアルなスポーツ観戦に近くて、前半の一進一退のところはハラハラしたし、後半のドラマチックな展開に震えて、ラスト1分はもう頭空っぽで湘北選手を目で追うような感覚。スポーツアニメ映画でここまでに到達したのは本当にすごいわ、、、。このスポーツアニメとしての完成度は、スラムダンク知らない人にもかなりくる筈。いや、試合展開知らない人こそ、”体験”レベルで衝撃与えられるのでは!?

 

●今回、主人公が宮城リョータということで、宮城の初出しエピソードが多く、宮城ファンは感涙だったことでしょう。これが「THE FIRST」なわけで、続編はどうなるんだと考えたときに他の4人や小暮や沢北メインの同じ時間軸の話が見たいなぁって思っちゃいますよね。個人的にはやっぱ三井メインのバージョンが見てぇ。

 

●事前宣伝ではかなり情報を絞っており、どこと対戦するのか?原作のアニメ化かオリジナルストーリーどちら?さすがにバスケはやるよな?みたいな状態が錯綜してた。メイン5名のキャストが発表された時、「え?1か月後に公開するの?」と思ったのも記憶に新しい。結果的にメインキャスト5名の発表と短いテイザーだけで公開までこぎつけたわけだが、事前宣伝としてはどうだったかな?というのが正直な感想。大事なところは隠しつつキャッチーなところは見せるという庵野監督の宣伝方法を真似して、微妙な反応になっちゃった感じ。しかし、これを全く事前情報なしでファンにお届けしたかった気持ちもわかるので、難しいところ。宣伝絞って爆死する作品もあるので、なんだかんだファン数が多い大大ヒット作だからこそできた剛腕な宣伝だった気がする。

 

●ちょうどサッカーのWカップ2022が始まったタイミング。日本スペイン戦で、アウト間際ギリギリのボールを拾って逆転の2点目を得たシーンはネットに、ニュースに、熱狂と共に延々とリピートされている。本作にも似たシーンがあり、原作通り昔通りなのに、また新しい感情と共に迎えられた。自分の経験や記憶が新しくなることで、また違った反応になるというのも、感慨深い体験でした。

 







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