漫画感想／進撃のえろ子さん～変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい～ 3巻（此ノ木よしる）

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『進撃のえろ子さん～変なお姉さんは男子高生と仲良くなりたい～』3巻です。変15「男子高校生におっぱいを触らせてしまいました」から変21「アプデ完了した彼に対して食欲が止まりません」まで収録。

相変わらずのえろ子さん。お互いの性欲と好きが交差してよくわかんない状況が続きます。それでも少しづつ進んでいく2人。ラブコメの進展をスケベが妨げて、スケベの進展をラブが妨げてる展開の連続が新鮮で愉快です。好きだからこそ踏み込めないシチュ好き。

ずっと2人きりだと場が硬直しちゃうこともあり、杉田さんに相談する流れも良い。一回冷静にならんとダメだこいつら。杉田さんが『変女』の方とのつながりも示唆してくれて、こういうのファンは嬉しいよねー。小春ちゃんエピソードを一旦挟んだのも、関係者増えてこれからの展開楽しみ。三角関係要員かと思ったけど、そうじゃなくて安心。本作は三角関係とかじゃないよなー。

ついに一緒にお風呂へ。2人のリビドーはおさまるところを知らず、、。

エッチ方向の進展が、恋愛関係とシンクロしているので、エロコメとしてのお約束感が少ないです。葛藤や課題が生まれるも、コミュニケーションで解消してゆくのがちゃんと恋愛してる感じがしてなんか偉い。こういう描写、地味に上手いので他のエロコメも真似してほしい。えろ子さんの自己肯定感の低さや人間関係が改善してきたり、星クンが男として成長する気を出したり、人間的成長に繋がっているのも、そういやティーンの恋愛ってそういうもんだよなと思い出した気がしました。