漫画感想/負けヒロインが多すぎる!@comic 2巻(雨森たきび・いみぎむる・いたち)





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ついにちゃんとフラれる負けヒロインが、、、

アニメも話題の『負けヒロインが多すぎる!@comic』2巻です。6敗目「お兄様を攻略する方法、佳樹は気になります!」から11敗目「戦う前から負けている 小鞠知佳の撤退戦」まで収録。

妹、温水佳樹登場。ラブコメの主人公妹キャラってパターンが出尽くされてる感覚があるけど、ちゃんと新しくてかわいいな。主人公が近況を報告できる相手として存在してて、今後負けヒロインたちと絡むのも楽しみ。混乱を呼びそう。

温水がラブコメの主人公になりかけたところで、【「若いころ、水着の女子と楽しく遊んだ」という事実が、この先の孤独な人生を支えてくれるはずだ。】に接続されるのは、テンションの戻し方が上手い。ちゃんと上げて落としておかないといけないもんな。女心わかってるようでわかってないポジションに収めておきたい。

玉木部長がイケメン文学部部長という要素だけじゃなくてこじらせているというのが可愛いな。負けヒロイン目線で見てるとできてるカップルが悪役みたいに見えるけど、そうじゃないキャラクターになっているのはうまいなー。そういうギスギスした話を読みたいわけじゃないもんな。フラれたあとに人間関係を構築してゆくというのも、他2人の負けヒロインたちのこれからを暗示していて、続きが怖いような気になるような。

 


 

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