漫画感想/いいゆだね! 1巻(秋本治)

 

秋本治先生の『いいゆだね!』1巻が発売されました。1994年に描かれた1~3話、とこち亀終了後2017年に描かれた4~6話が収録されています。

こち亀を終えてなお創作意欲バリバリの秋本先生。こち亀では、下町、ミリタリー、サブカルなど様々な知識を元に、両さんというキャラクターを成立させ、大活躍させました。本作は、ブラジルから来た美女マリアが下町の銭湯を盛り上げるため奮闘する話になっています。このマリアが、両さんのような行動力で、しかも女性キャラだから実行できるアイデアや立ち回りもあり、魅力的なキャラクターになっています。“マンガはキャラが第一”とは言ったものだなと思います。この作品は、マリアというアグレッシブかつ聡明な美女が大活躍するという軸がある,ので、あとはもう何しても面白くなるような安心感があります。

待機児童問題を取り上げたり、ソシャゲ・SNS,・ARなどサブカルを多用した話は(もちろん別の切り口になっていますが)こち亀っぽい感じもします。「こち亀で読んだ」といって温泉を掘るネタもあり、旧来のファンへのサービスかもしれません。「未来からの異邦人の巻」なんかは、そのままこち亀でもできたネタだと思います。こち亀で見慣れたあのモブの顔が出てくると、ちょっと安心します。秋本先生と違う画風でも、ここまで見慣れると作品の一部ですねぇ。

20年の時を超えて連載復活し、単行本化した『いいゆだね!』これからもマリアさんの活躍が楽しみです。

 

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