願いが叶うチケットがあるという。
それは学校伝統のチケットで、使用者の願いを叶えるのだ。
そのチケットを手にすることができるのは男子に限られ、
そして願いを叶えるのは同級生の女の子だという。
その名は―おっぱいチケット。
…伝説は本当に存在する。
―揉むか揉まれるか。
“夢と希望”、そして“絶望”が表裏一体となった伝説のゲームが幕を開ける!
『扉の外』『アトリウムの恋人』の土橋真二郎が贈る、“ゲーム”小説。
タイトルとあらすじから受ける印象は非常に軽く、
いまどきのラノベでよくみるライトなエッチさがあります。
が、あのデスゲーム小説で有名な土橋真二郎先生が
そんな流行りのラノベで終わらせるわけがありません。
各女の子の「おっぱいチケット」は10枚あり
それを集めるとおっぱいを揉めるという。
それを集めるために、バラバラに10数枚のチケットを得た
クラスの男子はどう動くか?
トレードが始まり、強奪するゲームが始まり、、、。
男子のおっぱいに賭ける思い。
その権利を得るためにどのように考え、行動し、遂げるか。
“ゲーム心理“に長けた作者だからこそ表現できる
珠玉の一作です。
男子たちの行動が、集団意識や心理が非常に巧みに表現されていて
おっぱいなのに、とてもシリアスな一面があります、おっぱいなのに。
わかりやすく言うと
カイジの限定じゃんけんで、
“金”を”おっぱい”に置き換えると分かりやすいですw
現在、続刊予定はないようで、
内容的にも完結しているので、気軽に読める単巻作品でもあります。
秋の夜長にぜひどうぞ^^