【漫画感想】ニセコイ 25巻(古味直志)





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2011年から週刊少年ジャンプに連載していた
王道ラブストーリーがついに完結!

 千棘を探して思い出の地に集う一向。
様々な思いを胸に、真実が明らかになる。
思い出の女の子とは、あのペンダントと鍵とは。
そして、楽が最後に選ぶのは、、、、。

パジャマな彼女。』や『恋染紅葉』などラブコメ新連載が押し寄せてくるジャンプラブコメ戦国時代を乗り越えジャンプのラブコメとして最長連載記録となった本作。
主人公と転校生のヒロインで偽の恋人を演じることになる、というベタで王道的な話を軸に、魅力的なキャラクターを逐次投入しつねに読者を飽きさせない展開が続きました。文字通りキーアイテムとなる鍵とペンダントの持ち主や幼いころに会って約束していたのはだれなのか、など恋の行方以外にも気になるポイントが物語に散りばめられています。作画部分では、キャラクターの豊かな感情表現に目が引かれます。笑顔、怒り顔、そして泣き顔。ニセコイは台詞は読みやすくシンプルなのですが、そのため表面的な感情を言うにとどまっていることが多いです。
(周りとの調和を大事にするおしとやかなキャラが多いのも理由)
その逆、表情作画でキャラの本当の気持ちを示している場面がいくつかあり、そのギャップがとても印象に残ります。好きなのか嫌いなのか。許すのか許さないのか。二元論的ではない複雑な気持ちを台詞と作画でうまく表現しています。そういった場面は全編を通して、何回かあるのですが特に25巻後半、各人物が想いを吐露する場面ではその効果が素晴らしく発揮されています。是非その表情と台詞に注目して読み進めて欲しいです。週刊少年ジャンプ最長連載ラブコメのラスト。
千棘派の方も、小咲派の方も、是非最後まで受け止めてください。

あ、自分は万里花派です。





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