【漫画感想】背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 9巻(横田卓馬)





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週刊少年ジャンプで熱血連載中『背すじをピン!と』の最新9巻が発売されました。
9巻はSTEP72「チャンピオン」からSTEP80「Jの閃光」まで収録されています。
 スタンダード部門、衝撃の結果発表を経て、舞台はラテンアメリカ部門へ。
 いよいよラテン専門の八巻・椿ペアと畔田・仙崎ペアが出陣します。
 合宿では練習を不完全なまま終えてしまった八巻・椿ペア。
 はたして特訓の成果を披露することができるのでしょうか。

開幕のスタンダード部門結果発表から、がっつり泣かせます。
咲本のリアクション、土井垣・綾辻本人たちの表情、土屋くんの反応、どれをとっても最高の場面です。
余談ですが、麹町・倉見ペアもいいキャラしていてこれからも登場してほしいカップルですw
そして迎えたラテン部門。八巻・椿ペアの動向が気になりますが、まずは今までモブ扱いされていた畔田の来歴をクローズアップしていきます。しっかり作りこまれたキャラクター造形で、モブっぽい言動にすら理由があったと驚かされます。またパートナーの仙崎がいいキャラしていて、幼いころから長い期間を二人で支えあってダンスを続けてきたのが自然に伝わる良い描写が多いです。
一方、八巻・椿ペア。ギリギリまで己を高めあい、結果として二次予選ギリギリ間に合った形に。しかし準決勝、咲本・永島ペアとのアクシデントにより、お互いをパートナーとして意識する瞬間が訪れ、覚醒する2人。しかし、ラテンアメリカ部門は、スタンダードより観客にわかりやすく、感情を乗せたダンスが伝わる部門です。先ほどのアクシデントも観客へのアピールとし、フロアを支配したチャンピオン咲本に対抗する手段はあるのか、、、。このあたりから大ゴマの連続で、作画の勢いがそのままダンスの勢いを表現していて、まるで戦闘シーンのようなコマが続きます。スタンダードとは違うテンポとスピード感を、音楽表現の難しいマンガでこれまで直観的に伝えることができるのかと、感動しました。
今回収録は、2017年4・5合併号までなので、ジャンプ本誌ではさらに先まで描かれています。早く先を読みたい!という人は是非ジャンプ本誌でも追いかけてみてはいかがでしょうか。自分は単行本派なのですが、最近我慢できずに、本誌も読んでます(笑)





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