【漫画感想】バトルメサイヤ 1巻(吉原基貴・さくらいとおる)





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近未来の格闘ゲームと少年の成長を描く『バトルメサイヤ』の一巻が発売されました。

 “思考のみで操作できる”格闘ゲーム「バトルメサイア」。
世界中で遊ばれ、競い合われる究極のゲームで頂点を目指す戦いが今、始まる。

バトルメサイヤというオリジナルの格闘ゲームをモチーフに、格闘ゲームが現代より国民的に広まっている近未来を舞台に描かれる王道少年成長物語です。格ゲー好きなら誰もが格闘ゲームをテーマにした漫画・ラノベをちょっと考えてみて、「難しいな」と気づく経験があると思います。登場させる格ゲーを、ストリートファイターやブレイブルーなど実在のゲームを扱うか、オリジナルのゲームを創作するか。オリジナルのゲームの場合、ゼロからキャラやゲームシステムを考え、それを魅力的に読者に表現、説明しなければなりません。これは非常にハードルの高い創作作業です。本作は、その難しいテーマに挑戦し、オリジナル格ゲーを表現し、物語も魅力的なものに仕上げることを勝ち取っています。ゲーム画面やキャラクター、操作デバイスの操作の違いなど、異常なまでの細かい作りこみが、舞台に息を吹き込み、世界に彩りを与えています。ひとつひとつのディティールが、主人公たちが熱中するに値する競技であるというリアリティを感じられる作りになっています。格闘ゲームやアクション描写に定評のある吉原基貴先生が作画、アルカナハートで有名なさくらいとおるさんが原作という、黄金タッグ。1巻後半に「ノア」というカプコン系というよりアーク系のキャラが出てきたなと思えば、アークシステムワークスの樋口このみさんがデザインだと気づいて驚かせられたり。ゲーム内世界観をしっかりと作りこむために手間を惜しまない感じが、いいですね。物語としてはまだ序章。これから、主人公アサヒたちはどんな出会いを経て、バトルメサイヤを勝ち抜いていくのか、先が気になる始まり方です。本作は、webコミック誌コミッククリアで連載中です。
【http://www.comic-clear.jp/comic.aspx?c=30】
気になる続きをチェックしつつ、2巻を待ちたいと思います。





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