『劇場編集版 かくしごと』見てきました。上映劇場少な目だったので、公開2日目、初の土曜ということで結構混んでいました。やはり久米田先生のファン世代、40代以上の男性が多い感じでした。
TVアニメ版を再編集した作品で、改めてあのラスト(結末は原作準拠)は最高だったよな~と思い返しました。途中の漫画家ギャグの雰囲気を残しつつ、最後あの流れに繋ぐ綺麗な構成のすばらしさがさらに際立ちました。様々な伏線が過不足なく自然に収束してゆく様は本当に良い。ただ、原作単行本の幕間コラムで久米田先生が「これが最後になるだろうし」みたいなことを書いていることも含め、ご自分への鎮魂歌みたいな内容なのがファンとしては気になります。ギャグ漫画家としてキャリアを築く中、『絶望先生』のラストが素晴らしいという評判が流れ、お子さんが居る事も知られることになり、どこかやりにくさを感じていたことだと思います。ファンとしては今後も活躍してほしいですが、ギャグ漫画家としての区切りになるような名作です。約1時間半に綺麗にまとめられた、久米田先生の漫画家と下ネタへの想い。是非多くの人に見てほしい作品です。
チラシ裏のコーナー
■コミックナタリー:「かくしごと」舞台挨拶ガールズデー
久米田先生も交えた舞台挨拶。相変わらず質問の芯をのらりくらり交わしつつ笑いにつなげていく感じ。