映画感想/先生、私の隣に座っていただけませんか?





 

 

漫画家夫妻の不倫劇!?映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』を見てきました。見たかったのですが、ここまで都合が合わず、なんとか休みを確保して行って来ました。不倫、ラブコメ、漫画家と自分が好きな要素が詰め詰めなので、早く見たかった。

 

以下雑感。結末についても言及しているので、ネタバレダメな人は回れ右!でお願いします。

 

■自分が邦画を見慣れてないので、どういうテンション・リアリティラインで見ればいいのか若干戸惑った。一部音楽が大仰になって過剰に盛り上げるところがあるものの、基本は感情の起伏少な目で進む。多くを語らない妻と、それに翻弄される夫、そしてネーム原稿。この三つの視点がまぜこぜになって、悪い夢のような感じがしてしまう。嫌な汗かきながら再現Vを見させられるのは、夫目線なんだろうな。

■夫が長期休み中の漫画家であること、編集者との不倫、妻の真意など、結末までに畳むべき風呂敷があり、そこに向けてどう物語が転がってゆくのかは非常にハラハラした。途中、これでオチるの?と思ったが、最後の最後で納得のところに全部落ち着いたので良かった。あの描写はこれ、あの描写はこれ、と綺麗につながるのが分かりやすくて良い。

■担当編集者のキャラがめちゃくちゃ好き。夫の漫画のファンで、ミーハーな感じがするのですが、例の漫画を見てすぐ連載させようとしたり、漫画編集としての情熱・クレイジーさ、ヤバい方向での有能さも合わせ持っている。あの結末後も、2人の間に挟まってなんだかんだ上手くやるのはあっけらかんとした、メンタル強めなこういう編集なんだろうな。夫にアプローチし続けて断られ続けつつも、たまに夫が断り切れずに相手したりしてそう。

■浮気相手を好きになった感じではなく、相手に押し切られて関係性を持ってる典型的な「ダメ夫」というのが、正直男としてはめちゃくちゃ身につまされる。冒頭から編集者を送っていくのも躊躇ったり、物語の時間軸ではもう積極的に不倫関係維持しようとしてないように見える。抒情酌量の余地はあったと思うんだよなぁ。妻が言うように早めに懺悔していれば、すべてがうまくいったのか、、、どうかは正直わからない。もちろん先に不倫した側が悪いんだけど、悪いんだけど、妻側ももうちょっと違うアプローチあったんじゃないかと思ってしまうのは、ほんとダメな男の目線なんでしょうね。

■ラストのオチは、夫婦の妻としての自分と、漫画家としての自分の両方に蹴りをつける感じがしたけど、クリエイターのこういう部分を理解しにくい人も居そうだと感じた。

■イケメン眼鏡くんだけは、ご都合主義な舞台装置感が出てしまったので、少し厚みを感じさせるエピソードが欲しかったかも。結末後に、あの漫画連載がひと段落したら、熱が冷めて別れてそうに思っちゃう。

 

チラシ裏のコーナー
夫の方の劇中漫画が鳥飼茜先生だ!とテンション上がったと同時に、自分が気付けたことに漫画好きのプライドがギリギリ保たれた笑。

 





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