アニメや実写映画にもなった『ヲタクに恋は難しい』最終11巻が発売されました。
男オタクとしては、宏嵩目線の82話が一番印象に残ります。人間関係に「意味あるのか?」という疑問符が浮かぶことや、感情に戸惑うこと。自分の感覚がバグってんじゃないかと思うこと。似たようなことあったし、これからもあるんだろうなぁと思います。オタクだから。
オタクカップルを中心に様々な人間関係を描いてきた本作。連載当初とは、もうオタクの印象も変わっており、カミングアウトうんぬんも”大きなお友達”の話かもしれません。今後も、オタクネタの作品は登場するでしょうし、オタクはどう生きるべきか悩み続けると思います。その時に、あの時代にはこういう作品があって、オタクの一例ってこうだったんだよ、そう言えるような作品ではないでしょうか。