漫画感想/一勝千金 1巻(サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM)





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ダンベル何キロコンビの新作格闘漫画『一勝千金』1巻が発売されました。第0話「革命の時間だよ☆」から第8話「貴方「速い」ですね」まで収録。表紙のカラーリングかわいい。

 

実力はありながらクビになった女子格闘家 天満希望(てんまのぞみ)。彼女が旧友と裏格闘団体戦乙女(ヴァルキュリア)を立ち上げるところから物語は始まる。

 

本作のメインにして底が知れないヤバイ女、本郷姫奈。彼女の強さの秘密は、彼女だけがわかる謎のキーワード「速い」「遅い」に関係しているのか?いまままでいろんな格闘技を使った展開を魅せてくれたヤバ子先生が、どんな理屈を仕込んでいるのか楽しみです。ケンガンシリーズなどで魅せてくれるヤバ子先生の実践的な理屈のファンなので。

本作の面白い要素は女子格闘技の”バトル漫画”だけではなく、格闘技の団体運営に迫るところにもあります。金の流れを作る必要性や、強さだけでなく客に求められている試合内容であることの重要性が示されます。希望ら3人が負け犬から脱するためのサクセスストーリーは、格闘技で勝つだけの簡単なことではなく、その向こう側にあるようです。また「神の軍勢」や警察など、一筋縄ではいかない団体も多く、これからこの世界がどう膨らんでゆくのか非常に楽しみです。

 

チラシ裏のコーナー
両先生の『ダンベル何キロもてる?』で格闘漫画みたいな展開になるというギャグの描写がとても好きで、ダンベル格闘技編とか始まらないかなと思っていたら、本作が始まったのでとても嬉しい。ケンガンともダンベルとも違う視点でちゃんと差別化されて面白いので、これからも楽しみな作品です。







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