漫画感想/灼熱カバディ 1巻(武蔵野創)





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1話「カバディってなんだよ」から7話「灼熱の世界へ」まで収録。

サッカーで「不倒の宵越」と呼ばれた男宵越がカバディの世界へ傾倒する。その負けず嫌いな性格から一気にのめり込んでいく様は読んでいて爽快だ。

常に声出している「カバディ」、攻める瞬間のみ声が大きくなるとか考えればそうだけど自分で気づくの難しいはず。”必死な人間”が強いという認識があったり、サッカーでトップ経験しているだけあって、勘が良い。連携不足や井浦の意図についても察しが早い。ほとんど読者もわからないスポーツ・ルールなのだから、ページを使って考えさせるより、一緒にどんどん成長する体験を得られる方が絶対に面白い。

筋肉とパーマがプロテイントークで盛り上がってるの可愛い。サインも半ば解読しつつも「少しくらい騙されてやる先輩がいてもいいっしょ」という度量の広さを持ち合わせている。現代のスポ根作品の先輩ってこれくらい優しくてかっこいい方が読みやすいのかもな。

1巻収録の7話までが奇麗に導入になっていて、これから始まる熱い物語を予感させてくれます。灼熱の1冊。

 

 

 

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