漫画感想/紫雲寺家の子供たち 4巻(宮島礼吏)





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アニメ化も発表された家族ラブコメ『紫雲寺家の子供たち』の新刊4巻が発売されました。21話「好きじゃない」から27話「好きな人」まで収録。表紙は双子の謳華。

 

3連休に「山梨に行く」とだけ告げて失踪した謳華。一度は無事合流するも、また逃げられてしまい、、、。

父母の出会いをなぞるようなロマンチックな一面を持っているのがちょっと意外。そして彼女にとって”本当の兄妹じゃない”というのが、ひっかかっている。今まで大事にして信じていたものを再び取り戻すたびに、思い出の地に一人で向かう。

 

本作の始まりになっている血が繋がっていないという告白を、一番大きく影響受けている一人である謳華。恋愛的な好き嫌いではなく、家族のつながりを嘘になってしまったような欠落感をずっと隠していた。一見一番バランスとのとれた優等生に見える謳華だからこそ、感情を吐露が非常にエモい。それ受け止められる新はかっこいいよ。

小さいころを思い出す回想でも、謳華は両親の出会いの話しててどんだけ好きなんだよ。

最後の27話は非常に良い。4巻のラブコメ成分がすべてここに集約されて答え合わせになっている気持ちよさがある。ヒロイン謳華が奇麗にまとまった1冊。

 





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