漫画感想/ルリドラゴン 2巻(眞藤雅興)





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特異な体質やクラスの人間関係と共に生きる、ゆるやかで繊細な日常譚

長期休載からの復帰!みんな待ってた『ルリドラゴン』2巻が発売されました。第7話「ドラゴン絡み」から第15話「待っててくれてありがとう」まで収録。

 

 

まだ自分の体質を理解していないルリ。授業中に急に帯電してしまったりするが、本作はその能力そのものより、それでルリや周りのどう思いどう行動するかに注目される。クラスメイトは気を遣う女子や、あからさまに嫌な態度をとる女子、空飛べたら乗せてね~くらいのお調子者男子など、様々。お母さんも仕事が忙しい中一緒に出掛けて発散させてくれる良い母親。この暖かい空間が、本作の醍醐味です。

ツノいついて「そういう人種なんです、気にしないでください」で収まるの、絶妙な現実ラインだな。

”可愛い”が評価軸にある神代(かしろ)さん可愛いな。ルリと前田さんのいい循環油になってる。勉強会の立ち回りもかっこいいしほんと良いキャラしてる。

 

14話「前田さんのことが知りたい」が2巻のクライマックス、自ら踏み込んだルリに、素直な言葉をぶつける前田さん。前田さんの評価が切れ味ありすぎるけど、それに負けないルリの性格。新しい関係性が生まれる瞬間が見えたし、弱そうで強いルリの芯みたいなものも垣間見えた。

 

 

 

 

 





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