アニメ映画感想/藤本タツキ 17-26 part2





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■人魚ラプソディ

海底ピアノという美しい設定で、さわやかなボーイミーツガールかと思えば、血を見た人魚の顔が怖すぎて震えた。

あらかた解決して、人魚たちにも受け入れられた後、もうひと展開あるかと思ったけどシンプルにハッピーエンドで終わった。人魚が人間食べるほうは解決?したけど、人間が人魚を食べるほうが使われてないな、と。母親は漁村の人たちに食べられてしまったとかだと思ってた。じゃないと人魚と漁村の人たち?が口論してるシーンの必要性を感じないので。

人を食う食われるに恋愛を混ぜるの好きだなタツキ。チェンソーマン1部ラストとか。

 

 

■目が覚めたら女の子になっていた病

いじめっ子がすんごい露悪的で気分悪くて、そこまでする必要ある!?と思ったけど、それくらいないと助けてくれた先輩に惚れるという流れが成立しないからかな。短編は容量が限られるからちょっと安直になりがち。しかし、そこから恋人二人のやりとりがしっかりしてて非常に見ごたえがある。セックスが必要な2人。モーニング娘や90年代ギミックはいいテイストになっていたが必要だったかと言われれば謎。90年代の性別観の話なんですよって理解してもらうためかな。

 

 

■予言のナユタ

青年と妹(もしくは妹的な存在)のシチュエーションが多いんだけど、その象徴みたいな作品。妹が世界を滅ぼすとしても、それでも、、、。

画面のグロさと豪華さに対して話は割とシンプル。

 

 

 

■妹の姉

『予言のナユタ』が締めにちょうどいいと思ってたので、ナユタのラストで終わりかなと思ってたら次の作品が始まった。これが始まって、そういえば『妹の姉』があったなと思い出した。藤本タツキ短編青春部門を代表するかのような作品『妹の姉』

アニメでアンダーヘアって描写していいんだ。美術ならいいみたいなこと聞いたことあるけど、じゃあそれをアニメにしたらっていう。

 

前半より後半のほうが、展開の面白さを感じる。ワンアイデアの力業だけじゃないそれを彩る細かい設定、キャラ付けが上手くなってるんだろうな。

 

 





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