漫画感想/十二大戦 2巻(暁月あきら・西尾維新・中村光)

 

アニメ完結!西尾維新が描くバトルロワイヤルのコミカライズ『十二大戦』2巻が発売されました。第5話から12話まで、庭取・砂粒・必爺のエピソードが収録されています。

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アニメが先に完結し、おそらく話の展開は同じになる本作。アニメを見た読者は物語の筋を楽しむより、暁月あきら先生の表現を楽しむ形になるでしょう。西尾維新の濃いネームに耐えうるだけの画力を持ち、そのネームと複合させて漫画作品として仕上げる力量には目を見張るものがあります。砂粒が救えなかったものを語るシーンの表現は、あの独特な文章にあの背景を合わせて表現することで非常にインパクトのあるページになりました。現在最も、西尾維新と相性がいい漫画家だと言えるでしょう。

庭取と砂粒は12戦士の中でも残り少ないヒロインです。2巻では、彼女らが何を思い、行動するのか、きれいごとだけでなく、彼女らの生きざまから秘めた想い。そして闘い散っていく様を、魅力的に描いています。血や肉体損傷などグロめの演出でバトルの凄惨さが伝わってきます。大量の鳥の死骸が襲ってくる見開きは単行本で読むと、スマホアプリで読むより迫力があります。個人的に砂粒が好きなので、基本思想からラストまで描かれたのが印象に残りました。失井に次ぐ最強の一角ですが、憂城に敗北し死骸として戦い続ける彼女。もっと生きて戦う姿見たかったなぁ。

 

チラシ裏のコーナー
アニメ12話にあたるラスト、勝利者が願いを考えるところも、コミカライズされるんでしょうか?『大斬』ですでに描かれているので、敢えて省くのか、暁月あきら版として描かれるのか?もしかして、勝利者やラストが違ったりする可能性もあるのかな?

 

 

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