維新による維新らしいバトルロイヤル、ここに開幕!!
『めだかボックス』『症年症女』で有名な西尾維新・暁月あきらコンビの最新作『十二大戦』の単行本が発売されました。
●関連記事
この物語の元になった話が初出の『大斬』やその小説版では中村光先生の作画、挿絵でしたが、コミカライズでは暁月あきら先生の作画になります。『めだかボックス』をはじめ、西尾維新のコミカライズといえばこの人!という感じですね。維新といえばあくの強いその文章としつこいほどの言い回し、文章量の多さが特徴的ですが、コミカライズにあたり、それに負けないだけの濃くてクオリティの高い作画ができる暁月あきら先生が選ばれるのは当然の理でしょう。本作も両先生の濃さがマッチしていて読みやすいです。
日本人なら馴染みの深い十二支がそれぞれの能力を持ち、殺しあいます。話の大筋はそれだけです。バトルはサクサク進みますので、1巻にして数人が敗北し、亡くなります。(本当に亡くなったかどうかはまだわからないのが維新先生らしいですが)特殊能力の相性、それぞれの思惑が噛み合ったり、噛み合わなかったりするのが見ていて面白いですね。バトルロワイヤルの妙といったところでしょうか。個人的に気になるのは申の戦士 砂粒。ニコニコした平和主義者に見えますが、いったい何を企んでいるのか?本当に平和主義者なのか?いままでの維新作品から想像するに、そうわかりやすいキャラクターだとは思えません。
叶える願い、飲み込んだ毒薬、素性が知れない未登場の戦士たち。先が気になるギミックがまだまだ満載の本作です。1巻でちりばめられた謎が今後どう回収されるのか非常に楽しみでなりません。維新懇親のバトルロイヤル、いったい生き残るのは誰なのか。
チラシ裏のコーナー
原作読んでないので、どうなるか予想しながらWeb連載&アニメ追ってます。アニメは一話ずつの構成がしっかりしてて、次回を見たくなるヒキが良い演出しています。一方こちら漫画も慣れ親しんだ暁月あきら先生の作画で西尾維新ネームと相性がよく読みやすいです。
Pingback: マンガを読み続けるBlog 漫画感想/十二大戦 2巻(暁月あきら・西尾維新・中村光) | マンガを読み続けるBlog