漫画感想/ファイアパンチ 7巻(藤本タツキ)





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復讐の炎、再び
 

WEBコミック誌ジャンプ+で話題沸騰連載中の『ファイアパンチ』最新7巻が発売されました。

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耐えて演じて暮らしてきた10年。死にたくても死ねない10年。誰かのために生きてきた10年。一方、かつてアグニに命を救われた祝福者サンは、ファイアパンチを信仰するアグニ教の教祖になっていた。そしてユダとアグニに復讐者たちが牙をむく。

66話、襲撃直前のユダとアグニの会話には胸にジーンとくるものがあります。1巻の妹ルナとのやり取りを彷彿とさせる台詞回し。妹が勇気を出して兄に言ったあの一言。最初から読んでいると懐かしくて切ない気持ちになりますね。そして70話、炎を失いただ生きてきたアグニがまた復讐の炎に包まれます。この瞬間、走馬燈を見るような演出がいいですね。たった数秒であろう時間が永遠にも感じられ、そしてそのあとに起こることの恐ろしさを増大させています。

何度目なのか、もう覚えていないほどに繰り返される復讐の炎。痛みは忘れない、痛みの炎を抱いて再び歩き出したアグニは、べヘムドルグで誰と出会い、何を思うのか。まだまだ予測不能の連続、復讐の旅の終わりを見届けるまでやめられません。

 

 

チラシ裏のコーナー
「物語は宗教の始まり」みたいなことをどこかで聞いたことがある気がする。まさしくファイアパンチである。

 





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