漫画感想/ファイアパンチ 1巻(藤本タツキ)





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 『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われ、凍えた民は炎を求めた──。再生能力の祝福を持つ少年アグニと妹のルナ、身寄りのない兄妹を待ち受ける非情な運命とは…!?衝戟のダークファンタジー、開幕!!

これがほんとうにジャンプ?敢えて言えばダークファンタジーに分類できるのかもしれませんがそういうジャンルに捕らわれない無軌道さがあります。何が起こるかわからない。これジャンプが推奨している少年漫画ではタブーだったことばかりですよね?進撃の巨人がジャンプに持ち込まれた際、否定されたという逸話は有名です。その後進撃の巨人が人気を博するとこまでセットでご存じだと思いますが、それをジャンプが受けて立ったような作品です。藤本タツキ先生が本作より前に執筆した読み切りでもこの不思議な感覚が溢れだしており、まだまだこれからどうなるか全然予想がつかない。いま一番目が離せない漫画家が紡ぎだす一冊、必見です。

 

 





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