非常に興奮、そして感動しました。自分が幼いころに感じてた書物・図書館に対する浪漫・憧れ、そういったものが具現化された物語。特に1巻中盤からラストにかけてのシオの気高さや行動がいろんなものを揺り動かすところや、魔術師の設定が素晴らしい。緻密な描写と爽快なネームも素晴らしくて。
館長が改心するのも性善説に基づいた絵本ぽくて好き。悪い人もみな改心するし、いままで商人として世界を見てきたから人を信じられなくなってるとか理由がつけられているのが優しい世界。シオも、幼児期から少年に成長する間は比較的幸せに過ごせてたんだろうな。でも、それを捨ててでも叶えたい夢がある。
“司書”ではなく大魔術師として世界観作りこむのもすばらしい。素晴らしい世界観の紹介と少年の成長を余すところなく表現した最高のプロローグの1巻です。

