野球に関わる様々な女性たちを描く「球場ラヴァーズ」シリーズ。
最初の ～私が野球に行く理由～ の人気キャラ基町勝子を主人公にしたスピンオフ。
他作品では、高校生や大学生が主人公なので、
社会人である基町姉さんは頼りがいのあるお姉さんに見えます。
しかしこの作品で、基町姉さんがいかに悩んで、もがき苦しんで、行動しているのかが
はっきりと、こちらも苦しくなるほどわかります。
３巻ではさらに大きな転機を迎えた基町勝子が描かれます。
調子がいい時、悪い時。うまくいくとき、駄目なとき。
そこには必ずカープが居た。これからもずっと一緒に居る。
そして、そこにはもう一人一緒に、、、。
もう基町姉さんの話が読めないのは残念ですが、
ここまで綺麗にきっちりと、すべての思いを詰め込んで、
素晴らしいラストを飾ってくれると、そんな気持ちも飲み込まざるを得ません。
これからは連載中の「こいコイ！」の方に注目して
石田先生のカープ愛、野球愛を見続けたいと思います。
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