王子の迎えが来ないまま、自力で目覚めた眠り姫が受け取った招待状――。
それは、女王様の館でのお茶会への誘いだった。
夕暮れ時のティールームで、おとぎ話の姫君たちが繰り広げるそれぞれの「ガールズトーク」。
やがてそれは奇妙な結末を迎える――。
漫画家・水城せとな初の文章創作は、画家樋上公実子とのコラボレーションで送る、
大人のためのおとぎ話!
失恋ショコラティエ最終巻に続いて水城せとな先生の新刊をご紹介いたします。
今回は、マンガではなく童話です。
ただ、文章からしっかり水城先生の味が感じられます。
もし作者を隠されてこの本を読んだとしても
「これ書いたの、水城先生じゃないの?」と思うでしょう。
100Pくらいの短い作品ですが、
そこに込められた表現の濃さを堪能してください。
甘く上品なお菓子のような作品です。