テレビの裏側を描いた作品。「売れるためにはなんでもあり?」スポットライト煌めくテレビの世界も一皮むければ欲望渦巻く伏魔殿。
主人公はオラオラ系のプロデューサーで、売れるためにはどんな手段も使います。アイドルたちへの枕営業の斡旋やヤラセも仕掛けも騙し合いも日常茶飯事。迫力のある劇画系の作風ですが女性キャラもかわいく、サービスシーンが多いのも意外とそそります。展開はベタと思いきや、思い掛けないドンデン返しもあり、一筋縄ではいきません。しかし主人公が圧倒的強者であり負けることはないのだろうと安心できます。そういう意味では、同誌の『ミナミの帝王』と似ていると言えるでしょう。


