【漫画感想】うわばみ彼女(後藤 羽矢子)





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うわばみ彼女 (ジェッツコミックス)
ヤングアニマル本誌 や ヤングアニマルDensiで
大好評連載中の『うわばみ彼女』の第一巻が発売されました。
後藤羽矢子先生は、かわいいタッチのキャラクターに
エロネタや女性視点の鋭いネタなどの組み合わせが特徴的な作家さんです。
本作もその流れを組んだ作風で、
ひたすらアルコールが大好きな”彼女”と
それに付き合わされる彼氏の話です。
彼女はお酒にはうるさいもののわがままなタイプではなく
男性からみて素直にかわいいと思えるタイプの女子です。
ここらへんは後藤先生本人があとがきでも触れています。
彼女も彼氏も、キャラクター造形としてとてもライトにかわいく描かれています。
内容についても、お酒のうんちくやそれにまつわるギャグや
かわいいやりとりのネタが多いです。
単行本2ページ目に「アルコールハラスメント」ネタがあるのですが
深刻なものにせず、エッチなノリと合わせて表現されています。
作品を象徴するような1本で、
「この漫画はこういうノリですよ」と読者を自然にいざなう
丁寧な導入でもあります。
最近、食べ物関係のマンガが増えていますが
うんちくやそれを絡めたストーリーなどに重点が置かれがちです。
『うわばみ彼女』において
お酒は良いギミックとして働いていますが、それはあくまで酒の肴。
かわいいキャラクターとそのやり取りをメインのお酒として
一緒に明るく楽しめる、気軽に読める作品です。





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