書籍感想/悩みどころと逃げどころ(ちきりん・梅原大吾)





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プロゲーマーウメハラと社会派ブロガーちきりんの対談集。非常に読みやすくまとめられており、相当時間収録したものから選りすぐったものなのだなという印象を受けます。お2人とも理解力がとても高いのでお互いの発言の2歩先を読んで進むような感覚で脳みそが心地よいです。意見が対立しても、どうしてそういう意見を持ったのか背景を聞き合い互いを認めつつ話が進む。ちきりん氏はこういうやりとりになることを予想してこの企画持ち込んだのだろうと思います。

ウメハラさんは、格ゲーの配信中、質問に対して
「そもそも〇〇ってなに?」
「〇〇の何を聞きたいの?」
という返しをすることが多いです。その言葉の定義についてみんなどう考えてるのか?試合中に、なぜそういう行動をとったのか?どういう思考でそこに至ったのか?を聞いてほしい。自分の思考をしっかり全部伝えたいというウメハラさんの格ゲーや思考に対する真摯な態度がそうさせるのだと思います。

本になるまでにカットされたところも含めて対談のノーカット版が欲しいです。膨大な量になると思うのですが、それでも、この二人のやりとりを全部浴びたいという欲求に駆られます。
また別のテーマで対談本を出してほしいですね。

 

 

 





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