漫画感想/背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 7巻(横田卓馬)





【PR】本ブログはアフリエイト広告を利用しています
  

週刊少年ジャンプに連載中、競技ダンスをテーマにした王道スポコン漫画『背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~』の最新7巻が発売されました。夏の全国大会「オールジャパン・ジュニアダンス・スポーツカップ」が始まり、なんとか1次予選をくぐりぬけた土屋・亘理ペア。今大会を最後にカップル解散を告げた綾辻と土井垣。テレビの企画として出場し女性メインの変則リードで奮闘する御木・花園ペア。
そして圧倒的王者の風格を見せつける咲本・永島ペア様々な思惑をのせて、2次予選がついに始まる、、、、。

全国大会真っ只中、常に熱い展開が続くすじピンですが、7巻のキモは、なんといっても「綾辻理央」と「つちわたブースト」この2点に尽きます。55話~57話までサブタイトルが「綾辻理央」とシンプルにキャラクターの名前そのままです。いままで凝ったサブタイトルが多い中で、これはついに綾辻先輩メインのエピソードが来るんだなとたくさんの期待とちょっぴりの恐怖(解散話してるので)が心の中で頭をもたげます。いままで、良い先輩としてふるまっていながらもなかなか自分のことを語ったり、主張することがなかった綾辻理央。それが解散という、自分いや、自分と土井垣のラストダンスを意識したときにこれまでを振り返り、自分がどうしたいのかを突き付けられて動き出す、非常にカタルシスのある展開となっています。今大会で初登場のチャンピオン咲本・永島ペアがチャンピオンであることを強く強く演出すればするほど綾辻のこれまで感じてきた感情に共感しやすくなります。決して気の抜けないダンスシーンの作画も安定しており3大怪獣のダンスのすごさを表現しています。審査員も観客も、そして読者も綾辻・土井垣ペアに注意を引き付けられていたそのとき、渾身の必殺技つちわたブーストが炸裂します。60話「不意打ち」の引きから61話「ちょっとだけの勇気があれば」の繋ぎ は本当に素晴らしい演出です。主人公たちのキャラクターから夏合宿での伏線、これまでの演出などがすべてこの瞬間のために準備されてきたのではないかというほど
素晴らしい10秒間を演出します。7巻では、2次予選結果発表までが描かれます。ベスト体型に仕上がった金龍院は、、土井垣・綾辻ペアの解散の行方は、、そして不動のチャンピオン咲本は、、
まだまだ目が離せない展開が続きます。3か月後?の8巻が待ち遠しいです。

 

余談:本編の構成に全く隙がない素晴らしいからこそ
まったりとキャラを掘り下げられる番外編がすごくありがたいです。
今回は 畔田・仙崎ペア 仲良いよな~とほっこりしましたw





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です