いくえみ綾渾身のW不倫劇
膠着が一転する第4巻!
別れたいと言う有島を引き止めることはたやすいが
妻を一心に愛する夫の執着はてごわい。
実家に迎えにきた涼太と自宅に戻り、離婚の準備を進めていたが、
美都は自分の身体の“きざし”に気づいた。
一方有島は、麗華にじわじわと追い詰められ――?
四者四葉の生い立ちが明らかに。
みんな過去があり、今がある。
今に続いた過去を知るか知らずか
繰り返される悲劇。
果たして相手を見ているのか。
見えているつもりなのか。
1巻からだいぶ怖い作品でしたが
4巻に至ってはホラーに近い手触りすら感じました。
4人の行動、思考が透けて見えてしまう読者だけが感じる恐怖。
誰が悪いわけでもなく、だれが良いわけでもない。
背筋に冷たい液体を流し込まれるような嫌な感触がする一冊です。
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