漫画感想/マンガ家 夜食研究所 (村田雄介)





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 『アイシールド21』や『ワンパンマン』の作画担当でおなじみの村田先生の食事エッセイ漫画『マンガ家夜食研究所』が単行本化されました。

若いころから料理をしていた村田先生が手軽にできる夜食向けの料理を紹介してくれます。餃子の皮を使った一口ピザ、冷凍うどんを使った肉うどんみたなベタな夜食料理から始まって、梅酒ゼリーサンデー、アボガド冷やし中華という変わり種も紹介されます。どれも簡単で試してみたくなる料理ばかりですね。レシピもしっかり載ってるので、いろいろ作ってみようと思います。

そして中盤から、Kくん家で食べさせてもらったサクサク天ぷら、微妙な仲だった祖母のロールキャベツなど村田先生の過去エピソードとともに紹介される食べ物はどこか懐かしさを感じます。村田先生の学生時代、修業時代の思い出も語られ、漫画家の下積み時代エッセイ好きとしてはここらへんのエピソードたまりません。学生時代に好きだった女の子の話とかもっと読みたいです。

他の作品では、外連味溢れる演出や非常国クオリティの高い画力を生かした作風の村田先生。今作では、いい意味で力が抜けていて、村田先生の新たな魅力を見つけたような気がします。普段よりコミカルな表情やコマ割りが新鮮で驚きました。

夜食なんで腹持ちが良くヘルシーな料理が多いです。もし2巻があるならダイエットによい夜食シリーズとか紹介してほしいですね。食べ物にかかわらず下積み時代のエッセイも読みたいです。

 





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