映画感想/咲-Saki-





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映画の『咲-Saki-』見てきました!池袋行く用事があったので、時間調整してシネマ・ロサへ。平日の16時開始なこともあって、結構空いてました。学生さんっぽい男性がまばらに居たくらいですね。個人的には大満足でした!
以下見どころ。

■役者さんがスゴイ!

TVドラマ版を未視聴で行ったので、キャラがどんな感じになっているのか全然知らない状態でした。ポスターとかのビジュアル見る感じでは、アニメアニメしい制服や髪型のキャラ(特に龍門渕)はどうしてもコスプレっぽく見えるなーくらいの感想で。

映画が始まってみると、最初あった違和感もどんどん気にならなくなります。何がスゴイって、声の演技なんです。TVドラマ時に話題になった廣田あいかさん(片岡優希役)のくぎゅボイスはもちろん、加村真美さん(福路美穂子役)の堀江由衣っぽい抑揚の付け方とか、あのさん(東横桃子役)の斎藤桃子と聞き間違いそうな演技とか、アニメ版のCVをイメージした演技・声質の役者さんが多いんですね。実写咲見る人はだいたいアニメ経験済だとすると、これは非常に入りやすいです。自分は、よくこんな声似てる役者さん集められたなーと感心しました。声質だけじゃなく演技までアニメCVに寄せているので、ちょっとびっくりしました。

 

■演出がスゴイ!

映画では、短時間で長野大会決勝が描かれる都合上、若干ハイペースに進んでいきます。5人×4校=20人いる出場者やその他登場人物の説明、大局中の状況説明など情報量が多い中、咲の世界観に合わせた演出で違和感なく理解を促しています。視聴者をしらけさせることなく世界観を維持した演出にするのは、アニメ⇒実写化する中で大事なポイントです。

 

■団体戦がスゴイ!

各校の繋がりを感じられる麻雀団体戦というシステムが最高すぎます。原作咲でも同じルールの団体戦が続いていますが個人的にはこの長野大会決勝が一番好きなんですね。部長と咲というわかりやすい能力の2人が活躍するので能力バトルとしてメリハリがついていて、咲初心者でも理解しやすいですし、大将戦南四局ラストは咲至上最高カタルシスの展開を迎えます。これは実写版というより原作要素になりますが、改変することもできたのに原作の良いところを理解し再現する方向でシナリオを構成したのは、原作ファンとしてもとてもうれしいです。

キャスティング、脚本、舞台道具など、様々な面で漫画&アニメ咲をリスペクトしていて、既存の咲ファンに向けて制作したのが伝わります。アニメの実写化は、まず原作ファンが主要客層だと思うので、このように原作リスペクト溢れる内容の実写映画が増えるとよいなと思います。





One comment to “映画感想/咲-Saki-”
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