映画感想/咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A





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少女たちが織りなす麻雀青春ストーリー『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』を見てきました!

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前作同様、最初数分はコスプレっぽい感じが拭えないのですが、気が付くともう咲の世界にどっぷりつかっています。脚本とか演技とか小道具とかすべてが「原作の咲-saki-を実写でしっかり再現しよう!」という方向性で作られているのが伝わってくるので、それがすごい楽しいというかうれしいというか。原作も連載時&単行本発売時に読んで以来なので、細かいところは覚えていないのですが、それがかえって楽しめた感じがします。「このエピソード飛ばしちゃうの!?」みたいなツッコみをしなくて済むので。あとラストも、物語の展開を考えればどの高校が勝ち進むのか自明の理なんですが、そんな余計な気を回す余裕もなく、手に汗握りながら闘牌の行方を見守っていました。っていうかOPから最後までだいたい泣いてた。みんなまぶしくて。

個人的には赤土晴絵の存在を、原作以上に感じた気がします。鷺森灼のモチベーションになっていたり、彼女が行けなかった準決勝を超えることが大きな目標になっていること、そして小鍛治健夜との再開やプロ再起の成長が描かれています。様々なところで彼女の存在が大事な役割を担っていることや、大会後の小鍛治プロとのシーンなど、大事なところに居るイメージが。赤土さんは阿知賀編 影の主人公なんだなぁって思いました。

準決勝では白糸台の先鋒宮永照役の浜辺美波さんの存在感がスゴイです。前作で宮永咲も演じていながら、似ているようで別のキャラにしっかり演じ分けられています。展開上、大大大活躍するのでそりゃあ印象に残るわけですが、連続であがりまくる絶望感、そしてあのツモシーンを実写でしっかり演出したのが目に焼き付いてしまいました。あのツモ演出は少し過剰だと思えるくらい演出されていて、でもこれを魅せなきゃ咲じゃねぇよなぁと納得させられてしまいました。

あと今回対局する4校20名の生徒、みんなスタイル良すぎる。原作咲でもキャラクターのスタイルはいいですが、それを実写で再現するとこうなるのかとびっくりしました。白糸台の制服なんかプラグスーツみたいで、ボディラインがわかりやすく、ついついおもちに目が行きがちになってしまいます。清水谷竜華役の小倉優香さんとか弘世菫役の日比美思さんとかとんでもなくスタイルいいのが、服の上からでもわかってしまう。あの制服って、キャラ別に胸の部分とか立体裁断されてますよね?

闘牌シーンが少ない静乃ですが、ラストには、PVにも出てる「そこはもう、あなたのテリトリーじゃない」を見せてくれます。麻雀で自分があがることではない決着って珍しいですよね。伏線もしっかり張られていて、TVドラマと劇場版、阿知賀の物語を締めくくるに最高のラストでした。

もっと咲の実写版を見たい、と思わせてくれる素敵な劇場版でした。咲全国編も実写化しないかなぁ。

 

チラシ裏のコーナー

淡の演技が完全に千和さんインストールされていた。しかも志田友美さんの動画見たところ普段ああいう演技じゃないから、きっとアニメを手本にしてるんでしょう。ほんとすごい。あと、花田煌役の矢野優花さんも、完全にすばらでした。

TVドラマ数本+劇場版、でやるのにはちょうどいい咲と阿知賀編。区切りが難しいけど、今後も咲の実写シリーズ続いて欲しいなぁ。

 

 





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